今日の出来事__

GIGAスクール タブレット本格活用開始



 今日からいよいよ、GIGAスクール構想で導入されたタブレットの本格活用が始まりました。生徒は朝登校したらタブレットを保管庫から出し、教室に持って行きます。各教科の授業で1日活用した後、終学活の際に返却し、翌日に向けて充電するという流れです。今日は授業でどんな形で活用されているか、授業を見せてもらいました。

 3年生の体育は陸上競技のハードルでタブレットを活用していました。ハードルを跳ぶ時のポイントを指導した後、グループでハードリングの様子を撮影して、いいフォームで跳べているか、踏み切るポイントはどうだったかなどをチェックして、記録の向上に生かしていました。2年生も同じ形で授業をしていましたが、やはり3年生の足は速く、先輩の貫禄を見せてくれました。



 2年生の音楽では、合唱曲「夢の世界を」のパート練習をタブレットで行っていました。まず、ソプラノやアルトなどのパートごとのお手本を各自タブレットで聞き、それに合わせて各自で歌い、パート練習をします。その後2人1組になり、お互いに歌っている様子を動画で撮影し、再生して自分の歌唱を聞き、反省点を確認して再度練習、録画、という流れで最後に振り返りを行っていました。また、歌っている動画はデータで先生に提出していました。週1回の授業だけでは大変な評価も、データを集めることで、授業後に落ち着いて生徒の様子を確認し、次の時間の指導に生かすことができます。




 1年生は理科のテストの返却の後、振り返りをタブレットで共有していました。今週の月・火に、初めての定期テストが行われ、今日、理科のテストが返されました。テストを受け取り、解答と解説を確認した後、今回のテストは目標と比較してどうだったか、次回のテストにどのように生かしたらよいかについて、各自で振り返り、タブレットから共有のワークシートに入力していました。教室のモニターにはワークシートが映され、お互いにどんな振り返りをしたのか見ることができ、それがまた刺激になっていました。

 タブレット活用は始まったばかりです。初めてのことなので、いろいろなトラブルも予想されますが、文房具の1つとしてしっかり使いこなせるようになるためには常に手の届くところに置いて、どんどん使ってみることが大事だと考えています。ご家庭でも、ぜひ話題にしてみていただけたらと思います。


2021年06月11日 長嶋 秀二