今日の出来事__

高齢者・視覚障がい者体験、介助体験



 上越市社会福祉協議会の皆様/高齢者体験セット
 視覚障がい者・介助体験/感想発表

 今日の5・6限は全校で高齢者・視覚障がい者の体験とその介助の体験を行いました。全校で12の絆班に分かれ、高齢者と視覚障がい者の体験セットを使って活動を行いました。
 高齢者体験では、視野を狭くするためのゴーグルや聴覚を低下させるためのヘッドホン、触覚を鈍くさせるための手袋、関節の動きを制限するためのひざ当てや、動作を重くするためのおもりなどを着けて体育館や、校内を歩きました。体験セットを着けることで、ふだん運動の得意な生徒も、お年寄りの方が年齢とともに動きづらくなっていくことを体感しました。
 視覚障がいの体験ではアイマスクをして白杖を持ち、体育館に並べられた点字ブロックの模型の上を歩いたり、友達に介添えをしてもらいながら校舎を回りました。体験した生徒は、ふだん歩き慣れている廊下や階段がとても歩きづらく、特に下りの階段が怖く不安に感じることを実感していました。
 介助の生徒は、相手にひじをつかんでもらい、半歩先を歩くことを意識すること、途中でこまめに声を掛けて状況を知らせること、危険な箇所の前で必ず立ち止まることなど、介助の基本を教えてもらい、実践して、できるだけ相手が不安な気持ちにならないように心がけていました。
 体験後、班ごとに振り返りを行って今日の体験の感想をお互いに話し合い、全体でも代表生徒が発表しました。みんな、高齢者の大変さや視覚障がいの不便さ、そしてその介助にあたる人がどんな配慮をしているか感じ取り、自分ごととして感想を述べることができました。ご家庭でもこの日の体験について、ぜひ感想を聞いていただけたらと思います。大変有意義な学習ができました。上越市社会福祉協議会のみなさま、ありがとうございました。






2021年11月19日 長嶋 秀二